令和4年3月11日: 東日本大震災トリアージ訴訟を掲載
2000年8月の記事
恋愛世相講話その3: オカモトの憂鬱
2000年8月24日
今の世の中,コンドームの売上が伸び悩んでいるという。若者のコンドーム入手方法の変遷を見てみよう。
20年前… 「明るい家族計画」の自動販売機。
10年前… この頃からコンビニにコンドームが置かれ始める。包装紙に包まれて棚に並んでいた。
現在は… どこでも手に入る。包装紙によるカモフラージュもない。しかし「感度が落ちる」との理由で若者はコンドームを使わない傾向が出てきた。
さしずめ「気持いいからヤル」→「コンドームは気持ち良さに水を差す」というところだろう。なんと単純明快。そしてその思考回路をつかさどる大脳自体も単純明快である。
#2年前に某高校(共学・レベルは低くない)に通う予備校の教え子から聞いた実話。「これはあまり言っちゃマズイかもしれないけど,うちの高校,文化祭の日に先生からコンドーム配られますよ」
恋愛世相講話その2: 故沖田浩之に学ぶ
2000年8月23日
故沖田浩之の最大のヒット曲は,言わずと知れた「E気持」である。その歌の中で沖田浩之は「Aまで行った」「Bまで済んだ」と歌っていたものである。しかるにこの「A」とか「B」とかいった言葉は死語に近いのではないだろうか。
なぜ,このようになったのか,高校生の恋愛行動に照らしてみると
20年前… 何もしないのが当然。ウブな時代。
10年前… どこまでするかが大問題。それこそ「A・B・C」の世界。
現在は… 何でもするのが当然。「A・B・C」などという区別が無粋に。
つい先日日本性教育協会の最新調査で,高校生での経験率が,男27%,女24%と発表された。同協会の以前の調査データと照らし合わせると,高校3年生では30%以上と思われる。あなたはこれを「急激に増えた」と見るか,あるいは「この性情報氾濫の時代にしては少ない」と見るか?
恋愛世相講話その1: テレビドラマと恋愛継続期間の関係
2000年8月21日
さて,今日から数回にわたって,世相に見る恋愛様式の変化(主に高校生)をテーマに書こうと思う。
その1: テレビドラマと恋愛継続期間の関係
20年前… 1年ものもまだまだあった。
10年前… 大部分が半年もの。
現在は… 3ヶ月一本勝負。