令和4年3月11日: 東日本大震災トリアージ訴訟を掲載
眼瞼下垂症に対する眼瞼下垂症手術について
2012年10月17日
現在、上まぶたが下がって、眼をあけにくい状態です。
上まぶたを持ち上げる筋肉を縫い縮めて、眼をあけやすくします。
● まぶたを縁に沿って切り開き、まぶたを吊り上げる筋肉を探し出して縫い縮めます。また、まぶたの縁のまぶたを閉じる筋肉(眼輪筋)とまぶたの余剰な皮膚を切り取ります。
● 手術時間は30~60分程度です。病院滞在時間は3時間程度です。
● 手術当日は眼帯をして帰って頂く場合があるので、運転せずにお越しください。
● 手術当日はお風呂は控えて、ぬるめのシャワー程度にしてください。
● 原則として翌日の受診が必要です。
● 手術前と手術中の状態を確認しながら、まぶたの整形の程度を決めます。整形が控えめだと、症状が改善しない場合があります。逆に整形が強めだと、まぶたを閉じにくくなる場合があります。いずれも予測に限界があり、手術後にこれらの症状が残る場合があります。
● 治療中、まれに痛みを感じることがあります。その場合は状況を見て痛み止めを追加します。また、切った部分から出血することにより、白目の出血やまぶたの青あざが1~2週間程度残る場合があります。まぶたの腫れが6週間程度続くこともあります。普通は起こりませんが、ばい菌に感染して再手術あるいは点滴の治療が必要になる可能性があります。
● 手術後症状が改善しても、長期間経過してから再発する場合があります。再発する場合、再発までの期間は予測がつきません。
● 手術を受けない場合は、現在の症状が持続します。まぶたをテープなどで持ち上げて一時的に楽にする方法はありますが、自然に治ることはありません。
● まぶたの手術は、手術後に見た目が変わります。保険診療の眼瞼下垂症手術は、視野の狭さを改善するものであって、美容目的ではありません。手術後の見栄えについてはご希望通りとはいかない可能性もありますがご容赦いただいております。美容に重点を置かれる方は美容外科での受診をお勧めします。
● 手術には、通常の診察料に加えて、片眼につき以下の負担金がかかります。
1割負担: 7,200円 |
2割負担: 14,400円 |
3割負担: 21,600円 |
● 健康保険上、この治療は手術の扱いになります。民間保険などで保険金請求をする場合は、以下の病名と手術名をお伝えください。
病名: 眼瞼下垂症
手術名: 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)
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