令和4年3月11日: 東日本大震災トリアージ訴訟を掲載
カテゴリー「医療問題」の記事
飛行機の中でお産に立ち会った医師たち(ただし外国)
2008年8月31日
旅客機内で男児出産、乗り合わせた医師4人が立ち会う
2008-08-29 15:00:02
香港から豪アデレードへと向かう旅客機内で28日朝、搭乗していた女性が男児を出産した―出産に立ち会ったのは、偶然同じ飛行機に乗っていた4人の医師だった。
赤ちゃんを出産したのは、当時妊娠34週目だったParmajit Kaurさん(29)。香港を離陸したキャセイ航空の機内で、突然産気づいたという。
出産に立ち会ったジュディス・ハメル医師は、オーストラリア放送協会(ABC)に対し次のように語っている。「わたしを含めて4人の医師がたまたま同乗していました。外科医、整形外科医、腎臓専門医、そして一般開業医のわたし。出産に関しては、4人の中でわたしが一番経験があると判断して“チーム”をリードすることになりました」。
「助産師役はわたし。ほかの3人は(Kaurさんを)励ます役、“吸って、はいて”を繰り返す役、(生まれた)赤ちゃんの面倒を見る役とそれぞれ役割を分担しました」と説明するハメル医師。「無事に出産を確認できた瞬間はほっとしました。4人とも“面白い”経験をさせてもらったと思っています」と付け加えた。
母子を病院へと搬送するため、ダーウィンの空港に緊急着陸した同機。その後、残りの乗客を乗せたまま再びアデレードへ向けて飛び立ったという。(c)South China Morning Post/Martin Wong
えー,
外国人医師の皆さんには,「“面白い”経験」だったと思うんですが,
日本では,もしうまく行かなかったら訴えられるんではないかと思うと,緊急召集がかかっても,ちょっと名乗り出れないかも知れませんです,はい。
8/15, 8/20
2008年8月15日
63年前の8月15日,玉音放送が流れたといいます。
我々は,8月20日,福島地方裁判所で,判決を聴きます。
そもそも比較するようなものではないのですが,なぜか重なるものを感じるここ数日です。
8月20日の大野病院事件の判決に注目してください。
医師不足の現場から
2008年4月26日
本日、同期の結婚式。さっきまで2次会だったのでいささか酔ってます。
その新郎のお父様が、医師だというのです。
ビール瓶を手にテーブルに回ってきたときにお尋ねしました。
今は、どちらに…
聞けばそれなりの規模の病院の小児科で勤務されているとのこと。
あとから新郎に尋ねました。
お父様は御歳70歳…
医師不足もあって週7日病院に出られているとのこと…
そのあたりで私のほうがちょっと涙目でした。
で、今、2次会からの帰りの電車の中で、病院ホームページを見ました。
一般病床約400床…
その先生が常勤医長で、他の医師はみな非常勤…
orz…
おめめパッチリ手術、しめて約5万円なり (3割負担の場合)
2008年3月9日
今いる病院の眼科での手術は、ほとんどが白内障の手術なんですが、時折、まぶた持ち上げ手術をする機会があります。
普通だと、美容形成外科で40万円とかかかるようなんですが、「ものを見るのに支障が出るほど下がっている」場合には、健康保険が使えて3割負担だと両目で5万円くらいのものです。保険を通じて医療機関に入る収入は合計で15万円くらい。先日イタリア人に話したら、「信じられない安さ」だと言ってました。
まあその代わりといってはなんですが、「第一目的は楽に目が開いてよく見えることであって、見た目は二の次」ということになってます。一応患者さんにもそう断っておくんですが、いざメスを握るとマニアックに細かくやりたくなるわけです。
で、こんな風になったりします。(写真使用許諾を頂きました)
特にお歳と共にまぶたが下がってきた方など、疲れ目とか肩こりとかが楽になるし何より楽に見れるようになるので、白内障手術同様に受けるに値する手術だと思います。何より日本の保険医療は激安ですから。
「たらい回し」のない医療体制
2008年2月5日
「たらい回し」が結構問題になっているわけですが、何かあると訴えられて1億2億という心休まることがない産科医療・救急医療の世知辛さに、医者たちが耐えかねて逃散し続けて絶対的に数が足りないから当たり前なのでございます。
そして遠からずやってくるのが、その「たらい」を回すことすらしてもらえない世の中のようです。たらい回し無き先進国カナダの現状が、産科医療のこれからにアップされました。
カナダでの妊娠生活 カナダで切迫流産してはいけない
http://obgy.typepad.jp/blog/2008/02/post-1341-3.html