令和4年3月11日: 東日本大震災トリアージ訴訟を掲載
カテゴリー「雑記」の記事
「プロ車券vsアマ車券―はじめて明かす確勝のコツ」 (C級書評)
2007年10月29日
「競輪の儲けで生活している」というと、ほとんどの人が一瞬返す言葉を失って、けげんそうな表情をします。
“ギャンブルで倉を建てた人はいない”といわれているように、ギャンブルは損をするもの、儲かるわけがない、というのが社会通念になっているからです。
だが、事実は事実、別にうそや誇張でいっているのではありません。長年の実績から出た言葉なのです。
人間誰もが一度くらいは考える、ギャンブル人生。著者はそれを30年も前から実践しているという。出版が1986年であるから、今から50年も前から、ということになる。
ところがこの本を通して詳しく解説される車券の買い方指南の裏に見て取れるのは、ギャンブラーと呼ぶには違和感のあるサラリーマン的生活である。彼は車券術の解説に入る前に、このように述べている。
夢より現実、車券の儲けには限度があります。競輪がギャンブルである以上、的中したときはそれなりの見返りが必要といいましたが高望みは禁物です。一攫千金こそギャンブルの醍醐味を車券に適用してはいけません。
車券の売上げ高は、1レース平均3,000万円を少々下回ります。したがってファンに還元される金額は、25パーセントの控除率を差引くと2,200万円くらいです。だから、100万円を払い戻したということは全体の1/20、200万円なら1/10、500万円なら1/4を一人占めしたことになります。
(・・・)
私自身も競輪を始めてから30数年経ちますが、100万円以上を1レースで儲けたのは6回しかありません。5~6年に1回の割合いです。ギャンブルで100万、200万の札束を、ニッコリ笑ってふところにねじ込む話は小説だけのこと、現実はそんなうまい場面はほとんどないと思って下さい。すなわち、車券の儲けにはおのずと限界があるのです。プロは、このことをよく知っているので、決して無理な勝負をしません。
大儲けすることを期待するな、ほどほどにしろ、というのである。ある意味非常にシビアーな態度だといえるが、一方でその稼ぎ方はこの上なく淡々としたものであるということである。
筆者が解説する車券術は、私が読む限り実用的に感じられた。レースに出場する選手の力関係を把握し、儲けが期待できるパターンに適合したときにのみ車券を買うというものである。選手の力関係の様々なパターンを網羅し、このパターンではこのように買うと平均すると儲けが出る、このパターンではレースが荒れるので儲けが期待できない、というように明快に解説されている。私が実証したわけではないが、恐らくこの本の指南に完全に従って車券を買い続ければ、筆者の言うとおり儲けが出るのだろうという感触を得るに十分な解説がなされている。
以上、プロはどういう車券を買うか、車券に対する考え方は、ということを実践例で説明しましたが、読者の中には買うレースが限定されること、いろいろなケースがある場合は見送りとあるので、どんなレースでも的中させるのがプロではないか、と思う方がいるかも知れません。
だが、どんなに優秀な科学の粋を結集した船でも、嵐の日には出港しません。必ず波の静まるのを待ちます。
車券も同じです。どんなレースでも、プロは一般のファンより的中させる自信があります。だがプロは、ギャンブルに百発百中は絶対にない、ということも知っているのです。
しかし、パターンに従って孤独に車券を買い続ける生活を続けることに耐えられる人が、この世の中にどれくらいいるだろうか。生活の潤いは競輪場の外で求めれば良いといえばそれまでだが、そう割り切れる人は多くはあるまい。かく言う私もそのような生活は無理だろうということを、この本を繰り返し読むことを通じて悟った次第である。
全体を通じて筆者の知的水準の高さで読み手を飽きさせず、ギャンブラーという職業について考えさせてくれる。賭け事に関心を持つ多くの人々に読んでもらいたい、隠れた名著である。
空耳アワー
2007年10月1日
数学問題の証明法に背理法というのがある。
背理法と聞けば「ハイリハイリフレハイリホー」 の丸大ハムの宣伝を思い出すのはやむなきことである。
ある知人Iさんが、「ハイリハイリフレ背理法」をGoogleで検索すると1430件もヒットすることを見つけた。
続いて知人Fさんは、「ハイリハイリフレハイリホー」で検索すると1490件ヒットすることを発見。
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違わないじゃんかー
YAHOO!ニュースから熊本駅0番のりばの紹介が。
2007年9月30日
YAHOO!ニュース「意外に多い ホーム欠番の駅
」から、私のサイトの中の熊本駅0番Aのりば・0番Bのりば紹介のページに向けてリンクが貼られていた。
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リンクした人が本当に紹介したかったのは、熊本駅の0番のりばではなくて、そのページの下のほうに掲載してある「田宮二郎内科」ではないか、と疑うところである。
世界の水源から
2007年9月18日
昨日はエビアンで有名なエビアンという街を訪れ、夜はヴィシーというこれまた水で有名な町で泊まりました。
今日はボルビックで有名なボルビックを訪れました。
ボルビックの水は、火山層をくぐってできた天然ミネラル水だとのことです。
その火山ですが…
…阿蘇山で同じような光景を目にした記憶が蘇ります。
ついでに言えば、東京都の青ヶ島よりもしょぼいかも。
しかし水量は豊富なようで、そのボルビックの展示施設の水洗トイレの様子を一応アップしておきます。
さて、今日はそのあと東南にくだり、モンテリマールなる街の、高速道路のサービスエリア併設ホテルから、無料インターネットで接続しています。
ここにたどり着く直前に見た不思議な建造物
裸の子供がピラミッドの頂上に向けて、何かをこぼしている壁画が。
…なんとなく、漫画の「アキラ」なぞを連想させてちょっと怖い。
あとからインターネットで確認したら、これは原子力発電所でした…
怖いわけだ…