令和4年3月11日: 東日本大震災トリアージ訴訟を掲載
カテゴリー「雑記」の記事
問題の修復
2000年2月21日
今日から内科の実習。勉強させて頂く患者さんは大酒のみで,それがもとで病気になった60余歳の方。毎日日本酒5合を飲んでおり,病気が発症した日には焼酎10合を飲んでいたという。
研修医の先生はその患者さんに「酒浸りの生活を抜け出さないとダメですよ」と言いたいようだ。でも私には,この患者さんのような甘美な堕落を抱えながら生き続ける生き方のほうが,真面目一徹で生きて行くよりもずいぶんと楽しい生き方に感じる。
「寝耳に水」
2000年2月15日
耳鼻科の病院実習。カロリックテストというのを志願して体験した。横に寝かされて30℃の水を耳の穴に注ぎ込まれるというもの。
注ぎこまれて数秒後,もう大変。目がグルングルン回る。遊園地のコーヒーカップどころの騒ぎじゃあない。先生と級友は「振れてますね」とか言いながら,右に左に振れる私の黒目を観察している。尤も目が回るのは正常なのであって,もし目が回らなかったらそれは平衡感覚が麻痺していることを意味する。
うつぶせになると,今度は目が逆向きに回り出した。寝不足の体に酷い仕打ち。先生からは「説明した上で自ら志願したんだから,恨まないでね(微笑)」とのお声がかかる。患者さんの苦しい気持ちをまた一つ理解した。
「寝耳に水」の本来の意味は「知らないうちに自分の体にとんでもないことが起こること」だったはずだ。間違いない。
医者の奥さんの分類
2000年2月4日
先日ある病院の医院長先生が講義中に話してくれたありがたいお話。
男医者の奥さんは4つの型に類型化できる。
1型.女医
2型.看護婦
3型.パラメディカル(女医・看護婦以外の医療関係者)
4型.その他
各類型別の結婚生活の特徴は次の通りである。(カッコ内は筆者補足)
1型.女医さんとは晩婚が多いが,浮気は少ない。(ただし離婚率は高い。一説には50%とも言われている)
2型.看護婦さんとは早婚が多い。(看護婦さんが「今日は大丈夫よ」とか言って仕掛けるらしい)
3型.パラメディカルスタッフとの結婚生活はいい意味でわりと平凡である。
4型.その他の場合はカップルによって千差万別である。
さらに先生が付け加えるに,この分類の特徴は「このように類型化することによって,4型から2型に移行する場合が有意に(=明かに)多いことが指摘できることである。特に男性医師の当直日数が増加したような場合,それは『前癌病変(癌になる手前の腫れ物)』と考えて良い」ということであった。
その他の女性が奥さんである場合,医者という仕事の特殊性(きつい,時間に振りまわされる)などを容認できずに不和が生じ,旦那である男医者が,すぐそばにいて自分の立場もわかってくれる看護婦さんに移ってしまう,ということらしい。
中西哲生トークライブの狂気
2000年1月22日
昨日,川崎フロンターレの中西哲生トークライブに潜入
その場で本を買えばその場でサインをして貰えるということで,サインを貰う。サインを貰う瞬間に「トーキョウ!」コールが巻き起こっていたのは,どういうわけだ?
(上が中西さんのサイン。下は共著の戸塚さん)
もう一つ目玉の中西選手使用済みグッズオークション。ユニフォームやスパイクがセリにかけられ,値が「15000円!」「20000円!」…と,5000円刻みでどんどん吊り上げられて行き,結局平均50000円で捌けていった様は,さしずめハワイで浮かれ気分になった金満日本人観光客のてい。それにしても,キャプテンマーク3個に50000円は,さすがにどうかと思いますよ。(笑)