酒飲み医師

2000年3月17日

今日はある病院のある科の部長の先生と,そこで実習を受けた同期10人と飲み会であった。
その先生は一日中酒臭い。実習中も夕方から酒を飲み,手術前にも酒を飲み,朝緊急手術があれば終了後に酒を飲み,とにかく酒を飲む。いまどきこういう医者がいるという事実に驚いたものだった。
一般的な基準から言えば,この先生は「非常識な先生」の部類に入るのだろう。しかしマクドナルドをはじめとした「マニュアル主義」による,ヤラセ的なサービスを追及してやまない今日において,このようなバンカラ先生の存在は貴重であるし,また私にとって心休まるものである。
その先生は腕も確かで,人間的魅力に惹かれたファンの患者も多い。酒のみを真似しようというのではないが,ある意味,私の理想像でもあるのだ。

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