恋愛世相講話その2: 故沖田浩之に学ぶ

2000年8月23日

故沖田浩之の最大のヒット曲は,言わずと知れた「E気持」である。その歌の中で沖田浩之は「Aまで行った」「Bまで済んだ」と歌っていたものである。しかるにこの「A」とか「B」とかいった言葉は死語に近いのではないだろうか。

なぜ,このようになったのか,高校生の恋愛行動に照らしてみると

20年前… 何もしないのが当然。ウブな時代。
10年前… どこまでするかが大問題。それこそ「A・B・C」の世界。
現在は… 何でもするのが当然。「A・B・C」などという区別が無粋に。

つい先日日本性教育協会の最新調査で,高校生での経験率が,男27%,女24%と発表された。同協会の以前の調査データと照らし合わせると,高校3年生では30%以上と思われる。あなたはこれを「急激に増えた」と見るか,あるいは「この性情報氾濫の時代にしては少ない」と見るか?

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