(北)朝鮮写真館 16 「平壌開城高速度道路」


 1992年開通のこの高速道路は、全線片側2車線の立派な道路だ。一部でこのように中央分離帯がないが、アスファルト舗装で走りよい。ただしトンネルの照明は点灯していなかった。総延長160kmを往復して、対向車は行きが9台、帰りが12台(対向車を確認できないトンネル部分を除く)。左車線合流部のすぐ先に、人が歩いているのがわかる。

 すれ違ったと思ったら、ボロボロのバスだった。
ちなみに、高速道路上で最も多い移動物体は、歩行者である。

 往路。沙里院(サリウォン)カリ肥料工場を目視。午前10時だが煙は出ておらず、稼動していないのかも知れない。

 高速と直交する一般道路。人は、主たる移動手段である徒歩を好む。

 殺伐とした風景の中、涙ぐましい植林の様子。
路肩の反射板は完備されているようだ。

 逆光でわかりにくいが、道路をまたぐ形で休憩所が見える。このスタイル自体はフランスやイタリアでよく見られるものである。ただし休憩所に車の気配はなし。

 これだけの交通量(少ないという意味)に対して、職員が19人も! しかもそのうちの9人は住み込み(合宿生活)だそうだ。

 休憩所に置かれたらくがき帳。テレビ朝日取材班による記載。「朝鮮はとにかく人々がいい。」 確かにそこにいる個人個人は普通の人間だ。
別のページには、「横で人々が『統一統一』とさわいでいます」と書かれていた。

 旅行中に唯一目撃したパトカー

 開城間近で見た風景。建物の建設現場の前を、牛車が行くアンバランス。

次は、(北)朝鮮写真館 17「開城(ケソン)の風景」


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